2023.04.10

帯状疱疹ワクチンの接種が可能です.

この辺では「つづらご」なんて名前で呼ばれる帯状疱疹は,幼少期に感染した水痘(水ぼうそう)ウイルスが,神経の中で生き残り(潜伏感染),それが再び活性化して起こる病気です(当院HP 2022年7月19日のお知らせより転記).

通常,皮膚症状に先行して痛みが生じます.その後皮疹が出現して,刺すようなピリピリとした痛みになります.この神経痛が,帯状疱疹で最も悩まされる合併症です.

また,目や耳,顔面などに出ることもあり,場合によっては難聴や顔面神経麻痺など重篤な後遺症を残すこともあります.

秋田県には帯状疱疹ワクチンの接種費用を一部助成してくれる市町村もあるようです.

帯状疱疹を発症する患者さんの多い夏から秋を前に,予防接種を検討されてはいかがでしょうか?

当院では接種可能な帯状疱疹ワクチンは以下の2種類です.

 ・弱毒生水痘ワクチン(生ワクチン)

 ・シングリックス®︎(不活化ワクチン)

いずれも対象は50歳以上の方です.

なお,ワクチンによっては接種できない体質の方もおられます.詳しくはクリニックまでご相談ください.